こじゃんと高知「土佐材を使用しています」

高知森林  土佐の森林・・・・森林面積率:全国1位84%
           高知県の蓄積量1億6600万m3


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土佐材特徴・ 品質

高知は、古くからスギ(ヤナセスギ)、ヒノキ(白髪ヒノキ・幡多ヒノキ)の産地として有名で天正(14年)1586京都大仏殿や、大阪城等の建立に使用されました。
ヤナセスギは、日本三大美林の1つに数えられ、屋久杉、秋田杉に似した材もあり全国的に重宝されました。
 人工林の杉も、吉野杉に似た円形で赤味が強く幹は通直緩慢で、特に、嶺北・四万十源流杉は人気の高いざいであります。


 白髪ヒノキ・幡多ヒノキは、材色は強い赤味を持っており、油脂分を多く含んでいるため、
光沢があり色つやも非常に良く、長期間光沢が落ちないと、高く評価
されています。
高知県は人工林ヒノキの蓄積でも全国有数です。




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土佐で初めて木材材が生産されたのは、平安時代の初期(800年代)で
天然林の伐採による無尽蔵の時代が元和年間(1620年)まで続く。
元和3年(1617)初めて土佐に林政が布かれ、用材林は50年~60年の論伐法を採用。
現在も森林経営の基本とされています。
寛文2年(1662)に掟書15カ条以降、木を育てることを木材生産の目的とされた
この時代から土佐では、留木制度、留山制度を設け伐採の制限を行い、蓄積増強に努めました。

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土佐材は、1660年代から計画的に優良材生産を行ってきました。
現在もその精神は脈々と続いています。



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大阪(浪花)とのつながり

 京都東山の大仏殿建立、大阪城への献木 .

1.長曽我部元親の時代、1586年に京都東山方広寺大仏殿建立の際、
  主に、奈半利川中下流に沿うスギ林及び嶺北・白髪山付近のスギ、ヒノキの優良木が伐採され、
  献木用として多くの材が献上された。
2.徳川時代に入り、山内氏が土佐に入国後、などの献木用として
  多くのヤナセスギ材献上された。

 大阪立売堀川に材木市場を設ける  .

1.元和8年(1622)大阪立売堀川に木材市場を設け、嶺北地方の白髪山のヒノキを切り出し、
  吉野川を利用し本格的な流材で大阪の市場に送った。
2.土佐材は当時「捨に八にて候」といわれる程の圧倒的な供給量を示すだけでなく
  「御用木」と言われ、問屋口銭(手数料)も他国材に比べ極めて安い特権的地位を得ていた。


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東京(江戸)とのつながり

 江戸城、駿府城、二条城等への土佐材献上 .

1.江戸時代初頭、土佐藩二代藩主忠義の時、土佐藩から徳川幕府へ
  貢献用材として大量にヤナセスギを伐採し、
  江戸城へ155,613本、二条城へ65,800本
  京都大仏殿などの工事に使用された。
2.土佐藩は、二代藩主忠義の時、藩財政は遍迫し忠義は仕置き役の
  野中直継に命じ藩政改革を行った。
3.直継は、嶺北白髪山のヒノキを切り出し、大阪市場へ送り、販売した結果、
  一挙に藩の財政を立て直した。
4.後に、これがもとで大阪の地に白髪町ができたほどであった。

土佐歴史 天正14年、豊臣秀吉は京都大仏殿を建立に際し、
 【木材は第1は土佐第2は九州、第3に木曾山、紀州熊野に極る】
 と云い、奉行20名、大工20名を土佐の山に
 分け入れた。といわれている。


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森林の機能は55機能

1  水源の涵養機能
2  土砂流出、崩壊防止機能
3  地球温暖化防止機能
4  保健休養機能
5  その他、木材の提供など51機能がある
経済効果は、約70兆円と評価されています
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土佐スギと米松の破断試験結果
(高知県森林技術センターによる試験)


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 スギ、米松の破断試験結果 .

   スギ材は、破断までに時間を要しましたが、
   米松は、短時間で一気に破断しました



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土佐スギ 梁結合試験(杉は立派な構造材)
(高知県森林技術センターによる試験)

 梁と梁の羽子板ボルト結合試験 .

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  土佐スギ乾燥材をプレカットして、羽子板ボルト結合による強度試験
  スギは強度的にも構造材として問題ない結果がでました。




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